福岡県飯塚市生まれの歴史ある名菓「ひよ子」

シュガーロードサイト管理者(2017年3月22日)

 香ばしく、やさしい甘さが詰まった、かわいらしい形をした「ひよ子」。全国的に有名なこのお菓子は「東京のお土産」と認識されている方もいますが、実は、福岡県飯塚市で生まれました。2012年に生誕100周年を迎えた「ひよ子」。この名菓はどのようにして誕生したのでしょうか?

【ひよ子の歴史】
 ひよ子の歴史は今から遡ること120年前、明治30年(1897年)に初代店主・石坂直吉氏が菓子舗「吉野堂」を開業しました。屋号である「吉野堂」は、福岡から飯塚に抜ける八木山に咲く「染井吉野」に由来したものです。

 大正元年(1912年)二代目代表の石坂茂氏が、菓子作りでも従来の丸い形ではない、もっと愛される饅頭づくりをいつも考えていました。そんなある日、夢の中に現れたひよこ。その愛らしさにやっと探していたものと巡り合えたと感じた二代目は、その形づくりに没頭します。当時、丸や四角しかなかったお菓子の世界で、立体的な、しかもひよこの形をしたお菓子は誰もが想像すらしなかったものです。試行錯誤の末、大正元年の冬、独特の木型とともに愛らしい形の饅頭「ひよ子」が誕生しました。

 三代目店主・石坂博和氏が店を継いだ昭和32年(1957年)には福岡市天神地区に出店、東京オリンピックや東海道新幹線の開通で賑わっていた昭和39年(1964年)には埼玉県に工場を構え、東京でひよ子が販売され始めました。この頃から、「ひよ子=東京土産」というイメージが定着し始めたようです。

【製造工場】
 九州では飯塚市内にある工場でひよ子が製造され、各店舗に運ばれています。2017年4月以降はリニューアルオープンし新たな工場を見学できます。

【最新の商品】
 最近では期間限定の春の商品「桜ひよ子」や、3種の味を楽しめる回転饅頭「ひなやき」が人気を集めています。

 シュガーロード沿線上の中でも知名度の高い「ひよ子」。飯塚の歴史ある名菓を、ぜひご賞味ください。

店名/ひよ子本舗吉野堂 飯塚店(本店)
住所/福岡県飯塚市本町15-1
TEL/0948-22-0145
営業時間/9:00~18:00
各販売店舗情報はこちら